シリーズ企画「デザインの現場より」
今回は、名刺のデザイン(店名刺・ショップカード編)です。
名刺といえば個人名の入ったものが一般的ですが、お店の名刺も多くご発注いただいています。
お店の名前・所在地・連絡先・SNSアカウント情報など、載せる内容はお店によってさまざま。
他にも地図やお店の写真・営業時間などを載せる場合があります。
さて、今回は、当社の新しい店名刺を見本にして、デザインの解説をしていきたいと思います。
工程1
載せる内容を決めます。
このとき、デザインの方向性も一緒に決めていきます。
工程2
載せる内容をレイアウトしていきます。
内容に足したいもの・引きたいものがあるときは、デザインの校正時にご提案します。
店名刺だからといって、堅苦しいデザインにする必要はありません。
業種やお店の雰囲気に合わせて、自由な発想でご提案することもございます。
今回は、柔らかい雰囲気のフォントや、少しの遊びをプラスして親しみの持てるデザインを目指してみました。
また、名刺に載せる情報は、あれもこれもと考えて、つい多くなりがちです(今回も、少し情報が多いかなと思いました)。
多くなってしまった場合は、文字サイズでメリハリをつけて情報の優劣をわかりやすく整えます。
「印象づけたいもの」「受け取った方が欲しい情報」は、大きく表示することがポイントです。
ここがひと工夫!
名刺にメモ欄があると、ちょっとした覚書などを書くときに便利ですよね。
このデザインでは、センターを広く空けることでメモ欄としてもご利用いただけるように工夫しています。
デザイナーのこだわり!
店名刺というのは「動く看板」・「もうひとりのスタッフ」です。
そのためには、お店や社内の雰囲気を上手に伝えるデザインが必要になってきます。
また、出来上がった店名刺を手に取った方が、正しい情報を正確に受け取れるようにデザインすることも、忘れてはならないポイントです。